長距離量子テレポーテーションは、不可思議な量子のメカニズムを利用した量子インターネットの扉を開くかもしれない。
(中略)
その基礎となるのが「量子テレポーテーション」だ。
量子的にもつれた(量子もつれ)2つの粒子は互いに強く依存しており、片方の状態を観測すれば、もう片方の状態も直ちに確定されてしまう。
この性質を利用すれば、理論上は遠く離れた場所に情報を瞬時に転送することができる。
だが現実に量子テレポーテーションを行うには、いくつもの難題を克服せねばならない。
たとえば「量子複製不可能定理」にしたがうなら、量子情報を正確にコピーすることはできない。
したがって、量子テレポーテーションを利用した長距離通信は、それほど信頼できないものである可能性がある。
■ 長距離間の正確な情報転送に成功
しかし『PRX Quantum』(12月4日付)に掲載された研究によれば、既存の技術を利用することで、44キロ離れた地点へ量子ビットを転送することに成功したという。
特筆すべきは情報の90%が正確に転送されたことだ。
これほどの長距離をこの正確さで転送できたのは史上初で、未来のコンピューターや通信の実現へ向けた大きな一歩であるとのことだ。
(以下略)
引用元: ・https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1608828246/
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Source: 不思議.net
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